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●7月22日

◆小説…その13

薬師丸さんのこの頃の代表作といえば、もう一作。
『セーラー服と機関銃』やっと赤川次郎さんに戻りましたね(笑)
でも、これもな〜。
良かったのは渡瀬恒彦さんの演技が渋かったくらいしか思い出せないのね。
悪役で釣りバカ日誌のスーさんこと三国連太郎さんが出ているのに…。
カメラワークがなってなーい!
最後の最後で種明かしをする重要な部分がもう途中で映っちゃっているし…。

あと、ヒロインを拷問にかけるシーンがあるんだけど、その方法がまた…。
原作では冷水を浴びせて冷温室(で、いいのかな?)に閉じ込めて寒さで責めるわけなんだけど、映画だと地雷の上に立たせるのね。
ちょっとでもバランスを崩したらドカンよ。
それはまだいい。画面上では普通の地雷に細工をした地雷だったようだから…。
けどさ、その地雷が電飾ピカピカの地雷って変でしょ?
大体地雷っていう物は、目立たないように出来上がっているものなのにさ。

この2か所のシーンで、かなり興醒めした私でした(-_-;)
なまじっか、映像関係のお仕事に興味があったうえに拳銃など武器・兵器好きでアクション映画が大好きでしたから、矛盾点とか見えてくると興味をなくしちゃうのね。
悪い癖です。

ただ、赤川次郎さんの小説はかなり面白く読んでましたね。
アイディアが斬新でした。
女子高生がやくざの組長になるとか、ごく一般ピーポーが名うての殺し屋と勘違いされて、殺し屋を演じる『一日だけの殺し屋』とか…。
あまりに有名は『三毛猫ホームズ』とか『四姉妹』とかは読んでいませんけどね…。

もうひとつ。
映画を上げると赤川さん原作で薬師丸さん主演では『探偵物語』があります。
これはテレビドラマで松田優作さんがやっていたソフトボイルドな『探偵物語』とはほど遠く…。
さえない中年探偵がボディガードを依頼されて女子大生のヒロインに引きずりまわされてしまうという物語で(確か…)
この『さえない中年探偵』にかの松田優作さんがなりまして、ダブル主演っていうんですか?
薬師丸さんと松田さん。
私の好きな役者さんが揃って出演していたのだけれども、あまり盛り上がりがなかったというか、印象が薄いというか…。
憶えているのは最後の空港でのお別れのシーンでこの二人が長いキスをするシーンくらいですか…。

で、ちょうどこの頃ですね。
何度も名前を出して申し訳ないですが、平井和正さんの『黄金の少女』が発売されたのが…。
で、これも何度も書いて申し訳ないですが、満腹状態で読める状況にはなかった…。
ので、他に何か面白そうな作品は…。
と探していて見つけたのが夢枕獏さんのスーパー伝記小説と銘打たれた『サイコダイバーシリーズ・魔獣狩り』

まず、タイトルに惹かれて取り出し、帯を見てビックリ。
あの、『大藪春彦氏も絶賛』というコピーが!!
これは読んでみる価値あり。とばかりに早速購入。
すぐさま読んだ。
面白かった。

主人公は『九門鳳介』(九門鳳介の『介』の字が怪しい(^-^;。間違っているかも…。)
小田原のこちらの師匠は誰だっけ?
名前を忘れてしまった(-_-;)
に師事して仙道を身につけたサイコダイバーである。
サイコダイバーとはコンバーターを通して他人の意識に潜る人の事を言う。
不慮の事故で意識をなくした人などに潜って、意識の覚せいを促したりするが仕事だ。

だが、今回の依頼は人並み外れていた。
高野山から空海のミイラが盗まれた。
その空海のミイラに潜ってほしいというものだった。
そして、高野山も動き出す。高野山の中で『平高野』と呼ばれる。俗世に身を置く僧侶『美空(びくう)』に対して、空海のミイラ奪回を命じる。
そして美空もまた九門鳳介に依頼すべく鳳介を探す。

空海のミイラを盗み出した組織。
高野山の命を受けた美空。
そしてサイコダイバーの九門鳳介。
これに、凶暴無比なる犯罪者で、偶然にも組織の秘教の宴を目撃したがために、組織に追われる身となった 文成仙吉。
ここに凄絶なる空海をめぐっての戦いの火ぶたが切って落とされる。

ここまで書いて気がついた人もいるかと思うが、この作品もパクられています。
コミックの『孔雀王』
はっきりとパクっています(苦笑)
孔雀王の設定の中にある『平高野』。
実は夢枕獏さんの造語だそうです。
実際にはありません。
それから物語中に顔を出す『魍魎鬼』
夢枕さんによると、元々『魍』と『魎』とは全然別の物らしく、二つをくっつけた鬼を出すのは無理があるそうな…(^-^;
ま、面白いから良しとする。とは言っていましたが…夢枕さん。

この魔獣狩りが面白かった。
平井さんのウルフガイシリーズ以来の大ヒット(私の中で)!
他に本はないのか?他に?と探していたら、ある日の新聞広告に夢枕獏氏の名前が…。
小説のタイトルは『闇狩り師』
こちらは九十九乱蔵シリーズとなっていた。
もちろん即本屋に向かって購入。

これがまた面白い。
こちらは『祟られ屋』として憑き物を落とす事を生業としている男。
九十九乱蔵が主人公である。
この乱蔵もまた仙道を使う。
師匠は真壁雲斎。
小田原の小高い山を勝手に『円空山』と名付けて住み着いている。
こちらが中国拳法の達人でもあり、また仙道をよく使う。
武術は八卦掌の原型とも言われるものであり、雲斎自身は『円空拳』と名付けている。

という事で、乱蔵もまた円空拳を使う。
強い。
上にガタイがいい。
身長は190センチを超えており下手なプロレスラー並みだ。
それが飄々とした体で、仙道を駆使して憑き物を落としていく。
面白いし痛快だ。

こちらの小説は短編集(でいいのかな?量的には中編並みなのだけれども)のように数話がまとまって一冊の本になっている。
サイコダイバーシリーズは数巻で一つの物語が終わるのに対して、こちらは短い。
けど、その分多くのエピソードが読めて面白い。
もう、こうなると止まらない。
新撰組の時もそうだったし、平井和正さんの時もそうだった。
他に、他に今すぐ読める本は??
で、見つけたのが、その時にはすでに数冊出版されていた朝日ソノラマ文庫から出ていた『幻獣少年・キマイラシリーズ』だった。

今回は長くて読み応えがあったのでは?ぜー、ぜー。
続きます<(_ _)>

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